お知らせ

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個人宅のヒマラヤ杉の特殊伐採

雪が降ったり春めいたり夏日になったり、今年の冬も目まぐるしい天候ですね。

 

今回は個人宅の敷地内にあるヒマラヤ杉(約13m)を伐採してきました。

 

 

住宅街の中に1本だけ飛び出ているこちらの木。

現場は道幅の狭い住宅街の一部で、クレーンや重機、大型車両は置けません。

よって人力での特殊伐採となるのですが、何より伐採する樹木が電線に絡んでいます。

伐採する際、この電線や照明等の既存物が非常に厄介になります。

また木の生えている箇所も玄関先の小さなスペースでしたので、枝を落とすにしても細かく伐るしかありません。

 

 

いつもはクレーンや重機を使用し、無駄に体力を消耗しないよう頼れる所は機械に頼っていますが、

今回は完全なる人力作業です。

何とかしてこの木を伐らなければなので、試行錯誤しながら進めていきました。

 

 

とりあえずは枝を言葉通り一本一本払っていきます。

今回はこちらのお宅の屋根をお借りし、ロープにくくりつけながら下ろしていきました。

 

   

 

とても地道な作業ですが、残すところ電線付近の枝のみとなりました。

 

  

 

この部分は特に慎重進め、電線にひっかからないように伐りました。

無事に枝を伐り終え、1日目の作業が完了です。

 

2日目はいよいよ枝葉のなくなった幹を伐っていきます。

 

  

 

ここまではロープを使い、着々と進みましたが・・・

 

問題はここからです。

ロープで吊るす支点がなくなり、民家の屋根にも落とせず機械も使えません。

よって細かく細かく伐っては下に落としをひたすらに何十回も繰り返しました。

 

 

  

 

 

 

   

 

これだけ細かく伐っていったのは初めてのことです。

それでも”安全が最優先”、手間を惜しまず作業を進めました。

 

 

                作業前                    作業後

  

 

ラフタークレーンなどの機械が使用できれば、半日で終える作業でしたが、

人力作業ではこの杉1本にまるまる2日間かかりました。

決して大きくはない木でしたが、密集した住宅街という立地条件や周囲の既存物・枝の多さがかなり影響し、

改めて機械のありがたさを痛感した現場となりました。

 

木も様々なら伐り方も様々です。

自然のもの相手の仕事ですので、こちらも毎回誠心誠意で取り組んでいます。

 

大きくなりすぎて困ってしまっている樹木の伐採・剪定などもご相談させていただきます。

個人宅からの依頼も承っております。

お気軽にお問い合わせください。