前回のブログで梅が散り始めたと言ったばかりですが、
その翌日には桜が咲き始め、気が付けば雨のせいか、既にひらひらと散り始めました。
今年の春は暑くなったり雨になったり強風が吹いたりどんよりしたり。慌ただしい毎日です。
今回のブログでは、昨年都内で植栽工事を行ってきた際の現場をご紹介します。
飯能の田舎町からは慣れない首都高を通り、人と車の多さに目が回りました。
あと何十年かしても、飯能ではこんな景色はお目にかかれないと思います・・・
個人的には山がない景色は落ち着きません(*_*;
さて、まずは施工前の様子がこちらです。↓
そしてこの緑のない景色に緑をつくることが、私たちのお仕事です!
今回当社の担当は「植栽」のため、外構工事や電気工事等他の業者さんが入っています。
植栽する箇所も他工事が同時進行のため、作業が可能な範囲が限られます。
この他工事との工程の組み方がなかなか大変です。
天候等で工事が予定通り進まないこともしばしば。
まずは植栽用の土を入れ敷均します。
↑ 樹木搬入の様子。
今回はタブノキやヤマボウシ等の中木、オオムラサキツツジ(灌木)、
フッキソウ(地被植物)などを植栽します。
客土が決まった箇所からいよいよ樹木を植えていきます。
タブノキの下には一面にオオムラサキツツジを植えます。その数3,300株。
ここで他工事の遅れが影響し、半分近くのツツジが植えられません。
そんな時は仮植をし、植物が弱らないように一旦保管します。
脇のエリアでは植樹桝にタブノキを植えます。
樹木・客土をクレーンで搬入し、植込み前に形を整えます。
客土を入れたり植穴を掘ったり支柱を作ったり剪定・幹巻したり。
一言に植栽と言ってもやることは沢山です。
植樹桝内には地被植物のフッキソウを植えました。
フッキソウは一年中同じような状態を保つので見栄えが良いです。
なかなか可愛らしいですね。
延べ日数17日間の植栽工事でした。
それでは、作業前・後のお写真です!
施工前 植栽後
施工前 植栽後
施工前 植栽後
施工前 植栽後
伐採の現場ではあるものを無くすのが仕事ですが、無い所にものを作るのも緑化のお仕事です。
ご興味のある方は是非求人情報をご覧ください!
【今回使用した植物のご紹介】
タブノキ・・・防風、防潮、防火の役割がある。海沿い等にもおすすめです。
常緑ヤマボウシ・・・夏の日射しに映える洋風な葉色。樹形が乱れにくい。オフィスの中庭等癒し空間にもおすすめ。
ウバメガシ(生垣)・・・乾燥や大気汚染に強い。刈込に強く成長が遅いため、手入れが容易。交通量の多い都心にもおすすめ。
オオムラサキツツジ・・・空気清浄効果がある。虫もつきにくく過酷な環境にも耐える。こちらも都心にもおすすめ。
フッキソウ・・・建物の周囲等の半日陰で扱いやすい植物。冬でも葉が緑の為、見た目が良く手入れも容易です。